発達が気になる
2歳から3歳の時期に、わが子が何か他の子と違う、何か他の子と違う育てにくさがある、と保護者が感じることがあります。
1歳6か月検診などで、発達についての指摘を受けたり、2歳では子どもの運動やことばの発達が遅い、遊び方が特徴的、食事や着替えなどがなかなかできるようにならないなどが気にかかり始める、3歳では入園などで集団に入ったときに、他の子どもと違うことに気づく、などが違和感のきっかけになるようです。
生活の中に、
- 親が遊ぼうと思っても、親を無視して遊びに没頭する、
- ご機嫌でいると思うと激しい癇癪を起す
- 落ち着きのなさが顕著で、常に見ていないと危険すぎる
- 子どもの名前を呼ぶけれど振り向いてくれない
- 言葉を話さない、ことばを理解できていないように感じる
- 好きな遊びをやめてご飯にしようと思うと激しく泣く、ものを投げる。
- 食卓の椅子に座ったと思ったらすぐ席を立つ
- 体がぐにゃぐにゃ。すぐ転ぶ
ようなことがあり、子どもも親も「生活がしにくい」と感じながら生活しているわけです。
これらの「生活のしにくさ」を改善するために支援をするのが療育です。
早期療育が必要な理由
療育では、「生活のしにくさ」を減らし、子どもが安心して家族や仲間と関わり、主体的に社会生活を送れるようになるための支援を行います。
療育によって、子どもは生活動作だけでなく、人との関わり、感情をコントロールすること、周囲が受け入れられる方法で自分の要求を伝えることを含めて、さまざまなことを学べるようになります。
親も専門家のアドバイスで、子どもを理解できるようになり、適切な対応ができるようになります。
そうすることで、摩擦や問題が減って子どもとの暮らしは穏やかになり、親子関係がよくなり、親自身も生活しやすくなるのです。
しかし、もし子どもに対する無理解が続き、無理解による不適切な対応が続くと、「生活のしにくさ」は減りません。そればかりか、不適切な対応を受け続けた結果、うつや暴力など様々な二次障害が起きてくることもあります。
このようなことは避けたい。
適切な支援によって二次障害を防ぐことは可能です。
子どもに対する理解と適切な対応がなされる時期が早いほど、子どもも保護者もより早く安定し、生活がしやすくなり、子どもも保護者も安心して生活できるようになります。 だからこそ、早めに療育を始めたいのです。
WAKUWAKUすたじおが行う支援
子どもへの支援
WAKUWAKUすたじおでは、まず、保護者からの聴き取り、子どもの遊びの様子を見て、発達の状況を前提にしてそれぞれの子どもが得意とする学び方や子どもが望む関わり方を検討します。
そして、それぞれの年齢の発達の特徴を踏まえて、それぞれの子どもに合った方法で支援をします。
すなわち、子どもが得意とする学び方と興味関心を中心に置き、子どもに合った関わり方を意識しながら、基本的には「遊び」を通して、日常生活動作、遊び、コミュニケーションやことば、運動の発達、情緒的安定につながる支援を行います。
保護者への支援
子どもへの支援とともに、時にそれ以上に大切なのは、子どもの成長を支える保護者のみなさんへの支援であるとWAKUWAKUすたじおは考えます。
子どもと母親だけが取り残され、子どもは適切な支援を受けられていない、具体的な悩みを聞いてくれる人がいない、悩みに対する解決策を提案してくれる人がいないなど、ひとりで苦しんでいる方が実際、たくさんおられます。
発達特性がある子どもを育てるには、保護者が安心できる相談先が必要です。
WAKUWAKUすたじおは、
- どうしてことばが出ないんだろう?
- なぜ癇癪ばかり起こすのだろう?どうしたら癇癪がなくなるのだろう?
- テレビや動画を見る以外の楽しみがないようだが、どうしたらいいのだろう?
のような、保護者が知りたい「なぜ?」と「どうすればいいの?」を共に考え、解決策をご提案します。
子育ての不安を少しでも軽くし、保護者の抱える子育ての課題を共に考え、解決をめざす、それが私たちWAKUWAKUすたじおです。
専門職と一緒に「様子を見る」
療育機関とより早くつながることによって、早い段階から、親の子どもに対する適切な理解と対応ができるようになれば、より早い段階から「生活のしにくさ」は減って生活がスムーズにいくようになり、子どもとの暮らしは穏やかになります。親子関係はよくなり、親自身も生活しやすくなります。
「支援」を受けることで、子どもも保護者も安心して暮らせるようになるのです。
2~3歳はまだ成長が激しい時期なので、発達が気になって乳幼児健診や医師で相談しても「様子をみましょう」となることも多いのです。
しかし、様子をみている間にも、困ったことは次々に起きますし、そんな中でこれからどうなるのかと不安になることもあります。
そんなとき、家族だけで「様子をみる」のではなく、WAKUWAKUすたじおのスタッフと一緒に「様子を見る」ことで、「今、困っている」を解決し「これからどうなるの?」の不安を軽くすることができます。
見学は大歓迎です。ご連絡の上、お越しください。